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真正閣について

昭和24年の文化の日に、北海道教育委員会が設置した、第1回北海道文化賞奨励賞を受賞した建築物です。大正天皇の御来帯ということで天皇の御便殿として、帯広市の西4条南9丁目11番地に建築されました。その後、帯広公会堂という事で広く一般市民の文化的な活動の拠点として利用されましたが、昭和43年に取り壊しが決まり真鍋庭園の初代社長真鍋正明氏により移築がかないました。建築されてから今年2011年8月15日に100年目を迎えます。

現在では再度建築することができない貴重な材料を使い、かつての帯広や十勝の人々の生活やここで開かれた様子、また時局を反映した情景は、こんにちでは歴史の重要な記録です。今回の展覧会は「真正閣の100日」ということで現代アートや様々な催しを14週にわたり北海道の各地からも作家をお呼びし、総勢50名以上の方々が参加いたします。

そこの場所でその多様な歴史をたどってきた「帯広公会堂」と多様な表現をみせる現代アーティストの側面を紹介し、100年の歴史から次に向けての仕事を概観する試みになればとおもいます。
by shinsyo100 | 2011-05-14 14:29
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